No.179 観の目、見の目 

2012/10/09


<観の目、見の目>

創った花押を見る時、書道の作品を見る時。
「観の目、見の目」で見ます。

花押を見た瞬間、これではお客様に渡せない。
毎月の書道の課題も同じ。
見た瞬間にこれは良い、これはまだまだ。
又は反対に花押はこれで決まる。書はこれで万全。
と判断できます。

上手い下手とは無縁の全く違う基準があります。

その基準が「観の目、見の目」です。

これは宮本武蔵の「五輪書」の中に出ていました。
20歳ころに夢中になって読んだ本ですが、当時はこの意味が
わかっていたようで間違って理解して、正しく
理解できるまでに3年間かかりました。

それからは花押も書も「観の目、見の目」が
一番の基準になっています。

観の目が出来ると花押も書も生き生きとしてくる。
観の目が出来ると 訴える力がにじみ出てくる。

書道で最近、級が上がった人がいます。観の目が出てきていました。
その人のお話から練習の度合いを聞くと、十分に
観の目が出てきたことを頷けます。

花押では私の周りで「観の目」を持つ人は一人です。
数十年の花押創作のキャリアのある方で鶴川流花押役員の方のみです。
花押創作のプロとしての資格とも考えています。

それでは観の目、見の目と何か???
それは次回に・・・

  記    望月鶴川拝