No.177 本物と偽本物 

2012/09/20




≪ 本物と偽本物 ≫

花押・書についてしか書く事ができませんが
「本物と偽本物」の違いについて。

昨年書の本を50冊近く処分しました。
処分と同時にその本の中身を自分の中に取り入れました。

「100冊の本と1回の書」から「1冊の本から100回の書」へ方向転換しました。
多少の後悔はありますが自分にとって必要な事でした。

50冊の処分は50年の私の歴史の中で十分消化してきました。
残る数十冊の本があればこれからの書の生活に不自由はありません。

一筆の重み、一本の線の重みを大切にしようと思っての決断です。
余裕があればある程、考えや行動は甘くなります。
花押を作れば作るほど、書も書けば書くほど難しさに気が付き、課題が
増えていきやる事が増えます。

知識を増やすことは良いことですが、知識が実践を押しつぶしてしまいます。
知識は実践の上に成り立つものでなければなりません。
実践は真剣勝負でなければなりません。

空論の知識から実践の知識へ方向転換です。


  記    望月鶴川拝