No.161 当たり前のことが難しい

2012/02/25


<< 当り前のことが難しい >>

朝から書道の送られてきた添削をやっていて、
いくつか気になるこおがありました。

毎回送られてくる作品を見て、よく勉強の跡が見え感心します。
その中でいくつか疑問にもつことがありました。

とても良く書けていて努力の跡が見えますが、何か忘れていないか
先に進むのは良いが肝心なことがついていてない。



これは家に通う高校生の作品ですが、1年間臨書を中心に勉強した成果が出て
線に含みと厚みが出始めている。

些細なことですが、形にとらわれると浅い線になります。
隷書や叢書は特に形が似ればそれで出来上がりではない。

古典をしっかり学び基礎をやらなっければならない。
上に行けば行くほど古典をやらないと作品を書いた時に
それが出てきます。

花押展の時にいらした書の大先輩が見事に言い当てました。
これは自戒でもあり、学べば学ぶほど基礎をしっかり学ぶことを痛感します。

古典・創作の比率は5:5で何十年間も勉強してきましたが
いまさら強く感じました。
創作の土台には大きな古典が支えていなければなりません。


  記    望月鶴川拝