No.159 修行で得た事(文字の覚え方)

2012/02/2


<<文字の覚え方)>>

修行時代(今は修行や稽古という言葉は名うなってしまいましたね)
朝起きて掃除や雑用済ませ、お店を開ける前の数分間、
毎日、一文字づつ楷、行、草、篆、隷のご書体を辞書を見ながら書きました。

始めは何が何だか分からなくて戸惑いましたが
半年過ぎには、おぼろげながら概要がつかめ、1年過ぎには
何となくわかり。

2年、3年たつと想像が付き、多分こうやって書くんだろう。。。

全ての書体が身についてきました。

理屈は何も要らない、理論もいらない。
ひたすら見た通り書くだけ。進むだけ。

それも新聞の折り込み広告の裏やメモ帳に書くだけ。

出来るだろうか、覚えられるだろうか、そういう世界とは全く別でした。
数分しかやらないので次の日は必ず忘れる。

それでも一文字づつ進む。

塵も積もって本当に山となってしまいました。

という事で私の覚えかたは理論も何もなく単純にやるだけ。
40年以上変わりません。

失敗の多さが知識の幅を広くしてくれました。

  記    望月鶴川拝