No.152 絆

2011/12/11

 
=絆=

最近良く絆という言葉を聞きます。
震災以来大切にされています。

良い事だとは思いますが、
しかし良く考えると、それほど絆がなかったという事です。
いつも精いっぱいのことをして人に親切に当たり前のことをしていたら
いつでも絆はあり満たされているはずです。

人から絆を切られることは何度もありますが
「絆」が大事というのはこれからの時代のテーマなのでしょうか。

簡単に物を捨てるのとは逆ですね。

室町時代の「百鬼夜行図」に出てくる傘や釜などの道具の妖怪は
物を大切にした日本人の良さが失われたことを示しています。

霊があるというのは「絆」があることで、供養というのも「絆」に通じます。

自分の役に立たなければ即刻、人でも物でも捨ててしまうのが、
「捨てる美から敬う美」への転機なのかもしれません。

  記    望月鶴川拝