No.137  「女性画家 堀 文子

2011/09/22

 

 
  << 女性画家 堀 文子 >>

先週日曜日に93歳の女性画家 掘文子さんをTVで放送していました。
作家の戸井十月さんのインタビューも交えて素晴らしい生き方を紹介していました。

美に対する熱い思いがひしひしと伝わってきました。
素朴でなんと単純明快な生き方なのでしょう。

美に対する欲、その素朴さは作品に出ていました。
あれは人間性から出たものでしょう、それを培ったのは堀さんの生き方
そのものです。

そして生き方を生んだのは絵画だったのです。
技法を超えた技法、彼女に言わせたら、きっと「技法なんかない!」
というのは目に見えていますが、それを言えるだけの技法を
体得しているからでしょう。

彼女の書かれた絵を観ると、自由で色彩も豊か、とても93歳とは
思えないような構図、動きがあります。
その中に統一された彼女の信念が浮かび上がってきます。

TVで見ただけですが、頻繁に移る絵を観ると、そう感じます。
70年近いキャリアは全てを柔らかく彼女の体に染みついて
溶け込んでいます。

それと特に大切な見落としてはいけない事に、
自由という事、何でも自由と違い、裏付けのある、学びぬいた自由が
彼女の中にあります。

あの自由を得るために何十年も費やした勉強を
見落としてはいけません。

素直で芯が強く、微動だにしない柔らかく弾力性に富んだ生き方、
彼女の一挙一頭足のたち振る舞いを見てもそれを感じさせます。

いろいろな生き方がありますが、自分らしい生き方をした
素晴らしい女性でした。


胸を張って生きていくというのはほんとに難しい事です。

【人には頭を垂れて、天に向かって上を向いて歩んでいく。】




  記    望月鶴川拝