No.093 「日本がん楽会」ニュースレターより

2010/08/15

 
  << いつも教わる >>

私には数え切れないほどの教師がいます。

先日「名誉成家」になられた神左さんご夫妻。
神戸で「日本がん樂会」を運営する中原会長。
お仕事関係では一六堂社長、鳩居堂様はじめお客様全員。
講座では受講していただく鶴川流役員の皆様、受講者の全員、
そして身近では家族や自宅に来る中学生まで。

いつも人と出会いお話をすると何かしら得るものがあったり、はっとして
気が付くことがあります。

講座では教えながら教わっている。会話の一つ一つにそれぞれの思いがあって
自分では気がつかなかったことを気付かせてもらえます。
自分にない事を知るというのは楽しく嬉しい事です。

「日々新たに」全くその通りりです。

先日「日本がん楽会」より23ページのニュースが送られてきました。
その中に私の感想文が入っています。


  表紙

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感想文
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  感想文は下記の通りです。

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「第 2 回日本がん樂会美術展」に寄せて             鶴川流花押 宗主 望月鶴川

〜優しさと強さの証明〜

6 月 26 日(土)の開催日朝 9 時に一番に会場に行き、昨年に続き会場に貼るポスターを書かせていただきました。
今回は「篆書体」という漢字創世記の書体で書きました。これには訳があり、神戸に来る 1 カ月前から考え、
無難に昨年と同じではなく 今年は今年の文字で・・・。

話は遡りますが、会長の中原さんとは中原さんがパース在住の時からのお付き合いが、 その後も続き、
神戸で美術展をというお話を受け、私なりに出来ることはお手伝いをしよう と考えていました。
1 回目の美術展も役員の皆様はじめ出品者の皆様の力強い協力の下、無事盛況に、それだけでなく、がんサロン、
がん教育講座とその活動は人を動かす大きな流れになっていました。

美術展でその事を肌で感じ、今年はポスターにもその「大いなる意志」を込めて書きたいと、
考えていました。「篆書体」は今から 2500 年前に文字の統一を図り、文字によって全てのことが
書き表せる最初の共通の文字です。「日本がん楽会美術展」も患者さん、支援者、皆さんが自分の意志で、
病いと正面から向かい合い正しく理解し、今の自分を見失うことなく「生」という原点をしっかり見つめ
強く生きる気持ちは文字の創生と同じに、自分の意志の確立と考えました。

どの作品も想いが込められ、訴える強さがありました。
気持ちを形に、形は意思に、意思は夢にと繋がり、その活動は 26 日の「感謝会」の場で
体で感じることができました。

中原さんが良く使う「許す」という言葉があります。彼が作った高校の卒業アルバムの表紙も
「許す」です。
ガンジーの言葉にも「許すのは強さの証明」という言葉があります。
病を許し(受け入れる)、且つ自分を見失うことなく前に力強く生きる姿勢は
「許す・強さの証明」そのものです。

「美術展」は生きた生命の躍動の、美術を超えた躍動展です。
私にとってポスターを書くことは皆さん同じに昨年を 1 歩越えた「優しさと強さの証明」のポスターでなければならないのです。
2 日間の中で作品展示の他グラスに彫刻のチャリティーイベントを行い皆様と
美術展を共有し、志を共有し、お礼状を戴いたり、その後もメールでやり取りがあり
私と神戸「がん楽会」との細い赤い糸は 1 本づつ増え太い糸になりつつあります。

来年の「日本がん楽会美術展」では今年以上に協力できる自分でありたいと考え、
皆様と会場でお会い出来る事を楽しみにしています。
毎年温かい目で迎えてくださる役員の方はじめ皆様に感謝を致します。
ありがとうございました。
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記    望月鶴川拝