No.082  一歩からの躍動と情熱

2010/06/05

 
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巻紙を書いたHさんは4年目、古文書を書くほどになり、写経・長恨歌を書いたBさんは数ヶ月。
筆を持つのが勇気がいって、それでも筆を持ち始めHさんは自在に書くようになり
Oさんも今月から筆で書きはじめました。

最後にはしっかり花押を入れています。
まず、「書けるようになるのかなぁ」という不安や思いを消して無心に書くことから始めました。

赤ちゃんがハイハイしてそれから歩き出すように、無心に数を重ねれば
全てはついてきます。
写経や長恨歌については基礎なので50枚くらい書き終えた頃から少しずつ直していきます。

50枚くらいまでは筆に慣れる、文字になれる、配置になれる、感覚を養うという
意味からは直す以前だと思っています。
「やれば出来る。」 「書けば出来る」 「数をこなせる」
この習慣、考えが出来るまでは直す必要はないと思っています。

すこしづつ自分の可能性に自信を持って書き始めています。
この努力は花押にも現れます。
形だけでない人が書く魂の力を持った花押を書くために第一歩です。

記    望月鶴川拝