No.057  19回 西アジア細密画展

2009/11/22 

 
  << 西アジア細密画展を考える >> 

花押講座、研究科生Hさんの出店する「西アジア細密画展」
(荒木郁代先生主宰)

見に行くのは今回3回目ですがHさんの作品

Hさんの作は「人物画」です。昨年までの作品とは 全く異なって、とても表情豊かで動きがありました。

日本画とは又異なった味があり、見学者の目を奪い 人気がありました。私が言える立場でありませんが
一皮剥けたような気がします。

筆のタッチを良く見ると、その繊細な線と 色の使いかたはHさんの性格が良く出ていたと思いました。
一度この回の主宰荒木先生のお誘いで教室にお伺いし 書いている現場を見て説明をお聞きしたことがあります。

荒木先生の作はポストカードで拝見してましたが、実物は 色と云い線と云い、想像を上回るものでした。
雲が写真と見るのと違って生き生きして、動いてるようで 画面から飛び出しそうな勢いがありました。

雲は龍に繋がるので、荒木先生はそれを意識して書いたと 私は思っています。
雲の動きに迫力があり、うねって飛び出しそうです。

その間に書かれた幾人もの天女も荒木先生その人自身と 思わせるような天女でした。
この天女を見ただけでも荒木先生の人柄と熱意 が分かるような気がします。

今回も荒木先生とお話しするのがとても楽しみでした。

製作過程のお話をHさんや先生からお聞きしたり、他の製作者と
お話をしたり気がついたら2時間以上も会場にいました。

Hさんには長い時間お付き合いしていただき感謝しています。

どの作品も一年がかりでとても気持ちが 入っていて情熱を感じます。
一つの作品に1年もかける、そのくらいの情熱と労力を使わないと
本当に作品から浮き出てくる真の良い作品といえるものは 書けないと思っています。
即席で書いたものはそれだけでしかありません。

この細密画展は私にとって次回の花押展の参考にもなり 作品を見る以上に、作品の裏に隠れた隠れた製作過程を
肌で感じてとても貴重で楽しみな展示会です。

そしてそれを感じられる自分でいるための努力を 続けなければいけないと思わせる刺激にもなる展示会です。





Hさん作品




荒木先生作品(1)


拡大写真


荒木先生作品(CDのタイトルにも使われました)


以下生徒さんの作品(一部)




-----------------------------------------

記 11月22日   望月鶴川