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006 家康花押

2007/1/2   


家康花押の謎

下記の家康の書状に書かれた花押2点左が1600年頃、中が1593年にかかれたものです。
右は別な書状から模写したものですが、2点はほぼ同じ書き方をしていますが右は少し異なっています。

1画目の横線の最後からの書き方に相違があります。


模写

この違いは何を表しているのか、別な佑筆家(代筆をする人)が書いたのか、
それとも 年齢によって書き方が違ってきてそうなったのか。
その前に何の文字をつかって書いたか調べてみましたが、いろんな資料によると

1:「家康」 の文字を使用  2:「康」 を使用  3:「家」  を使用  4:「徳」  を使用  5:「易学から作成」

この5つに分かれていました。 下記の書状2点は筆跡からみて同一人物に依って、
かかれたものに間違いは無く、書状の内容から家康本人の 自筆に間違いないでしょう。

先日購入した昭和39年に出版された本の資料によると書き順が違うように見える花押がありました。
書き順が異なるという事は使用文字も異なる可能性がありますが、この家康の花押の場合は
形状からみて同じ文字を使用したと考えて良いと思います。

一番有名な花押でさえ解釈が違うので、調べてみるとも白い事が沢山あります。
ちなみに私の解釈では、上記の5つとも当てはまらないように考えています。
それについては又、機会を見て発表したいと思っています。



記  望月鶴川